春抱き10巻を読んで…

 雑誌の方は買ったり買わなかったりで(その時の懐具合によります;)読んでる
ところと読んで無いところがありました。話は皆様のレビュー等を読ませて頂いて
いるので、大体は知ってますが、やはり読むと自分なりの感想が湧いてきますね。
皆様のそれぞれの意見も「なるほど〜」と納得できたりしました。
 この巻の二人は常にラブラブですが(なんてたって一位通過それもぶっちぎりで
しょう)周りのいろんな渦に巻き込まれてますね。その事によって二人とも思うと
ころあったり…
 こういう恋愛以外の事柄で進むストーリー展開はBLの中では貴重な気がします。
私は大好物なんですが〜v
 初めから、私の気になったところをつらつらお話していきたいと思います。
(ご注意:あくまで私の視点ですので、気に入らなかったりしても御勘弁下さいま
せ)
 パペット・メイトでタクシーの宮坂君と小野塚君の会話。この先の展開知ってま
すんで、「ああ、踏みとどまれなかったんだね…」とか思っちゃいました。そして、
小野塚君の台詞「俺にしちゃ言った方だぜ」って、これ言ってる小野塚君本人も自
分で少し意外だったのかな、と思いました。
『ああ、俺こんな事も言ってる』って。
 のちに香藤君が「あいつは見下してたら無視するタイプ」みたいな事言ってたの
で、やっぱり小野塚君にとって宮坂君とか香藤君は特別なんでしょうね。(余談で
すが、これものちに判明する岩城さんを軽く嫌っていた、事ですが、これってビー
トル○にとってのオノ・○ーコみたいなもんでしょうか?どうでしょう?)
 これからも大活躍するであろう小野塚君ですが、私としては恋愛関係なしでから
んできていただきたい。香藤君、小野塚君、宮坂君という三人の友情が好きなので。
そこに恋愛感情はいれて欲しくないのですよ〜私としては。
 男同士の苦楽を共にした、妻も恋人も入れない領域という友情が私は好きなので
す〜あの三人にはぜひそこをいききって頂きたい!BLでは滅多にないかもしれませ
んが、そこをなんとかお願いたします!
 でもって、やっぱり泣いちゃいました。吉澄さんの降板…ううう…(T_T)彼は
人柄も最高だったし(だからこそ岩城さんの線も越えたんだし)見ててほっとする
人だったのに〜癒し系が去っていく〜。再登場を強く希望します!ぜひ、ぜひ!
 岩城さんの心情も辛かった(T_T)情が深い分、傷つきやすいんですよね。
香藤君が軽く嫉妬してますが、そこを押さえるあたりかっこよかった〜v
 岩城さんが浅野君に対してフェアじゃない発言をした時も、岩城さんならきっと
自分で気付く、なんて、本当に二人はお互いを信じあっているんだね〜うっとり〜
(ー_ー*)
 信じてくれる人がいるって言うのは、自分がすごく強くなれる気がします。ただし、
甘えちゃいけないとは思いますが。(甘えと支えは違うのさ。寒さと淋しさが似てい
るように…ってちょっと違う…いや大分…;)
 そして、今もって解決されていない『宮坂横恋慕』の回。単行本の帯にも書かれ
てますやん…(でもいつかの時のような『○たない!』とかじゃなくて良かった…
頼んますよ○ビロスさん…;買いにく〜てしゃ〜ないねん(大阪弁))
 レビューを読ませて頂いて、いろいろ思っていたのですが、私個人としては、岩
城さんはああいう行動はしちゃうだろうな〜と思いました。
 岩城さんのイメージでは、宮坂君が自分に抱いている想いはそんなに重くない、
ものだったと思うんです。
 キスを賭けにしたり、岩城さんの事で香藤君と言い争いになった時も、香藤「諦
めろ」宮坂「いやだ!」の会話も聞いてないし、聞いたのは酔っぱらって「死んで
岩城さん俺にくれ〜」だもんな〜。軽いところしか見ていないし。
 その後の小野塚君とのタクシーでの会話でも聞いていれば、もっと警戒心あった
かもしれませんが、岩城さんの前での宮坂くんは、あくまで「香藤の悪友」だった
んだろうな〜と。
 車で送るところも、ホテルのキー渡す時も、その軽いノリだったので、岩城さん
深く考えなかったんだと思うのです。元々あんまり疑わない人だから余計に…
 それに、これだけ思いつめていたんだとしたら、この時なにもなくても、いつか
宮坂は行動に出たんじゃないか、とも思いました。
 人は痛い目に合わないと分からんものだし…
 だからといって、彼の行為は反則だろう、と思いますけどね。
 今後の展開が気になりますが、無事解決して欲しいな〜と思います。
 だけど、浴衣の乱れ姿の岩城さんは、「素晴らしい〜トレビアン〜(怪し気なフ
ランス人マジシャンか…)!」とか思っちゃいました…
 まさか原作で犯されそうになる岩城さんを拝見できるなんて…ちょっと涎が…