キャラ考察

剣 桃太郎
男塾一号生筆頭。のちに男塾総代。
頭脳明晰、文武両道、純情清楚(え?;)しかし、腹の底が見えないところも
有り;(どっちだ;)クールでありながら実は熱血。おおらかな性格で結構い
たずら好きと思われる。生い立ち等は謎につつまれているが、良家の出ではな
いかと推測。常にやすらぎ系の微笑みを浮かべていたり、言葉使いや雰囲気に
品があるんだよね。特にアニメ版は(掘秀行さんの声色もあって艶も半端なか
った…)
勝手な自説を述べさせて頂くと…
良家の出だけど両親は他界しており大和撫子のおばあ様と、頑固な武道家のお
じい様に育てられた。武道家のおじい様に連れられ各国を渡り歩き武道を叩き
こまれる。優しいおばあ様からやさしい心を育まれ、厳しくて礼儀を重んずる
おじい様からは男の基本を教え込まれる。各地を点々としていた為に友達らし
い友達が出来ず。成長するにつれて「我が道」を自分で歩みたくなって男塾へ。
ってのはどうでしょう?
良家の出というか、いいところの坊ちゃん、っていうのは皆様が同意して下さ
るところだと思うんですが。
アニメ版で赤石先輩と決闘する時、桃は「男の喧嘩は見せ物じゃない」って言
ってやらないんですよね。ここらへんが特に良家の出って気がしました。乗せ
られて騒がないってところが(冨樫の為に結局出ていくんですが;)両親がい
ないってのは先輩や塾長への懐きぶりから推測しました。なんか、無条件に慕
っているというか;感情を隠さないってところは真直ぐに育ってきた証だと思
う。皆が大好き!ってね。変な劣等感もってるとこういうおおらかさは持てな
いと思う。愛されて育ったのだな〜(決して甘やかされたのでない)
この桃の魅力に味方も敵も老若男女問わず、皆が(「天より〜」では日本国民
が;)虜になってしまうのであった…;そういう意味では小悪魔的?やはり魔
性の男かもしれん…;

富樫 源次
男塾一号生。男気あふれる根性の固まりのような男。その根性で男塾名物油風
呂をクリヤした猛者。桃の同期であり、伊達と並び親友ポジションを占めるう
らやましい男。アニメ版は桃とスタッフの愛をビシビシ感じたよ;
両親はおらず、たった一人の肉親だった兄が男塾に入塾して半年後に亡くなっ
てしまう。言葉使いやその態度から決して良い育ちではないらしいが、ひねく
れていない。不器用で素直な優しい心をもった富樫はまさしく男の中の男。そ
の証拠に実力では男塾の中で抜きん出ているとはいい難い富樫を皆は認めてい
る。実力などでは劣っても、心意気では誰にも負けないぜ!それが富樫だと思
う。いい男だよね〜
アニメでは声もすっごく良かった!山口健さん、という声優さんが演じてらし
たのだが、富樫の声はイレギュラーだったそうで。富樫でしか聞けなかったも
のだから貴重だったんだな〜あのハスキーなドス口調がたまらんかった。

虎丸 龍二
富樫の相棒、といってもいいのかな?男の愛嬌を形にしたような男。ご飯大好
き大飯食らい。まずい男塾の食事を毎朝3人分は平らげるらしい。入塾式の時
に教官に屁をこまして独房にぶち込まれていたが、驚邏大四凶殺のメンバーと
して選出される。アニメ版では一年間閉じ込められていたので、桃達より年上
という設定になっていた。独房から出された途端いきなり戦いにかり出される、
という理不尽な目に合わされるのに文句一つ言わず付き合っている。なんてえ
え男…これだけで虎丸の懐のでかさが分かるというもの。富樫と同じく実力よ
りも大切なものをもっている男前。塾生全員から愛されているだろう。
ある人が「愛嬌は努力して得られるものではない。元から身についているもの」
と言っていたけど、まさにだよな〜。天性の愛嬌男だと思う。

J
男塾一号生。アメリカの留学生。無口でポーカーフェイスなせいか、どこかゴ
ルゴ13っぽい雰囲気がある。アメリカ人なのに一番大和男子な気がするのは何
故だろう?;
親善ボクシング試合で桃に破れ、そのまま男塾に狂気を極めんと入塾するとい
う誤った人生の選択をしてしまう。思えば桃の虜となる元敵第一号かもしれん…;
尊敬する父がボクシングチャンピオンで、自身も高速マッハパンチを武器とし
ている。派手さはないので気付きにくいかもしれないが、Jはかなり強い。武器
がパンチしかないというのもすごいし、速さを重視する為かもしれないが防具も
一切つけていない(ちなみに桃や飛燕もつけていない。桃は強さの証明であり、
飛燕は軽さを重視する為だろう)常に身一つで戦いに挑み、小細工も卑怯な戦い
方もせずにパンチオンリーで勝利しているのはゴイス。ニューブロウは多いが、
進化しているという事で;
「グローリー・ノーサイド・ゴング」が座右の銘らしく、決して憎しみをもたな
い男。これぞ大和男子の鏡だ!(あれ?)

伊達 臣人
元男塾一号生筆頭。関東豪学連総長から再び男塾一号生に帰り咲くという超多望
なお方。
虎丸が愛嬌男なら伊達はその名の通り伊達男。不適な笑みがくやしいぐらい似合
う色男である。男塾では一番男から惚れられる率が高いと思う(変な意味ではな
い)桃の親友であると世界中から公認される羨ましい奴。
「気にすんな。お前が弱いんじゃねえ。俺が強すぎるんだ」
は一度言ってみたい台詞である(絶対無理;)
天涯孤独の身の上らしく、男塾の筆頭メンバーが(桃、赤石、邪鬼など)育ちが
よさそうなのに比べ、自分の力だけで伸し上がってきた、という印象を受ける。
自尊心も高く、常に自信壮大、唯我独尊、それを支える確かな実力を兼ね備えて
いる。敵を挑発したりギャグをぶちかましたりするが、ピンチになった事がほと
んどない;
覇極流という拳法を極めており、その強さは桃にも匹敵。驚邏大四凶殺での『伊
達VS桃』は私の男塾バトルNo1。火口に落ちてからの戦いで、伊達の武器が太刀
ではなく槍だったら勝敗の行方は分からなかったと思う。
男塾に帰ってからは副将という立場だが、伊達が一番自分らしくいられたポジ
ションではないでしょうか?
私視点ですが、伊達ってかなり刹那的性格していると思う。自分の命を軽くみて
いるというか。何かを背負っていないと簡単に捨てちゃうんだよね〜
けれど、決して人の命は軽くみていない。軽く捨てるのは自分の命だけ。
万人橋で崖が崩れる時「引け!」と命令して、一見冷酷な判断を下している。こ
れは他の塾生や桃の命を助ける為。こういうところはやはり大将の器だ。
驚邏大四凶殺では桃を助ける為に死を選ぶが、あの時は三面拳を失った後だった
ので背負うものは何もなかった。
「自分の命ぐらい別にいいや(桃を助ける為なら)」って感じだったんではない
かと(桃と戦った敵で桃を助ける為に命を捨てたのは伊達だけ)
他にも天兆五輪でのセティ戦が終わった時、火に包まれるがその脱出方法を考え
ておらず
「俺にも分からん。何かいい手があったら教えてくれ」
と、言ったり、仁蒋戦の時も心中覚悟(?)。
敵を挑発したり冗談ぶちかますのは副将という地位についてから。大将ではない、
という気楽さが伊達にとって居心地の良い場所で、本来の『自分』でいられたんで
はないかな〜(冷酷に徹しきれない桃をフォローする、という役割においても)
残念ながら伊達が認める男ってのは桃の他にはいなかったらしく、その後はトップ
に立たざる得なくなってしまったようだ。伊達程の男は周りが放っておかんだろう
し。ま、その方が「自分の命を軽く」みられない立場なのでいいのかも。(伊達に
対しては愛のせいで語りが長くなってしまう;)

赤石 剛次
男塾二号生筆頭。一文字流斬岩剣という剣術を極めているらしい。原作では銀髪だ
がアニメでは黒髪。どっちも素敵。名前どおりの『剛』の者。戦いにおいても豪快
に大太刀を振り回して、敵を圧倒するが真っ向勝負しかしないので、強さのわりに
苦戦する事がしばしば;桃の言葉を借りれば「誇り高い人」。
本当に不器用というか鈍感であるというか、朴念仁であると思う。そこが可愛い。
アニメでは出会いからして赤石×桃にしか私は見えない。一目惚れしたな?みたい
な(笑)
復帰式で桃と対峙した時の緊迫感は、時代劇好きの私はドキがムネムネしました。
はあはあ…たまらん!みたいな(変態…;しかし変質者ではない!)
雁流島の後も桜の木の下に呼出したりするのは桃だけ。いろいろ教えてあげるのも
桃だけ。なんで、他の一号生には話しかけんのだ;?劇場版でも空港で声をかける
のは桃だけ。「うかれているな」って、うかれているのは他のメンバーなんだから、
直接言えばいいのに;大将に責任があるって意味だったのかもしれないけど;
でも、赤石先輩に対しては私はストイックなイメージがあるんだよな〜だからあんま
りカプは想像しにくい;ギャグならOKだけど(読むのはOK)
だから、桃に対しても「俺の生き様を見とけ」って感じがする。先輩として一定の距
離を保ちつつ、自分が必要な時は力を貸してくれる。無言実行を地でいく男だと思う。
剣豪という言葉が一番似合う人。

大豪院 邪鬼
男塾三号生筆頭。別名男塾の帝王。十年間男塾を支配していたらしい。一体幾つ?;
(それは男塾では聞いちゃいけない台詞だった;)登場時は奈良の大仏並の「そん
なばかな」な大きさをしていたが、その後通常サイズに落ち着く。大きく見えたの
は「威圧感」の為だそうで(そんなばかな…;)
八連制覇にて桃に破れた、という事になっているが、あれは「運」が大きく左右し
た戦いだったので桃の方が強い、と結論づける訳にはいかないと思う。伊達が珍し
く「俺では勝てん」と認めたお方。 邪鬼と呼び捨てに出来ず、必ず邪鬼様と言っ
てしまいます。「お供します邪鬼様」は名言。一度使ってみたい台詞だ(この世で
最期の台詞になるかも;)
原作でのバトル回数は意外に少なく、たった3回。が、すべての戦いにおいて邪鬼
様は武器らしい武器を使っていない。しかも、オリンポス(漢字変換は許して下さ
い;)のゼウス戦では自分の命を捨ててまでゼウスを助けようとする。勝敗よりも
勝負そのものを重視していた事が分かる。誇り高く、どこか華麗な邪鬼様の戦いは
3度すべてが名バトルであった。
最期に「歯をくいしばれ」と桃に言い、「そんな事で男塾の総代が勤まると思うの
か」と言って桃を殴った時は、一瞬「邪鬼様×桃」になりかけました。でも、赤石
先輩と同じく、邪鬼様には禁欲的なイメージがあるので、カプは考えられないかな〜;
他の人物でもね。
男塾の帝王はあなたしかいない!と思わせる威厳を持ったお方。

影慶
男塾三号生の死天王の一人。死天王をまとめる役割を担っているようだが、そ
の割には性格的にも戦い的にも地味な印象を受ける。
「縁の下の力持ち」を実践してくれる、派手な人が多い男塾では貴重な方。こ
ういう人好きvサッカーでいうところのDFですね。いい仕事してるんだけど、
分かりにくい。しかし天挑〜では変装して出て来たり、いろいろと派手な事も
やっていた(バレバレだったが;)
ヌンチャクを得意とし、毒手を武器としております。けれど、対桃戦で毒手で
死にかけていたのでは?
多分、その後、身体に毒に対する抗体が出来て、死の淵から復活してきたのだ
と思われる。(村正兄弟みたいだな;)私生活で支障はないのか?大人しい性
格と相まっていろいろ心配してしまう;
八連制覇で桃と対決する時この方の言った台詞
「私がこの世で適わぬ相手。それは邪鬼様、あなただけです」
これ聞いた時「こいつラブリーv」と思ったよ。
その前に羅刹が伊達に破れた時に「申し訳ございません」と影慶が邪鬼様に謝
りますが、邪鬼様は「お前が謝る必要はない。私の誤算だ」と言う。このやり
とりで二人の間には信頼関係があるのが分かったんで余計キュートに感じた。
影慶は邪鬼様に最期のとどめを懇願するし、邪鬼様の影さえも踏めないし…も
う、なんなの。
「男塾」においてこれ程絶対的な従僕関係って他にない気がする(もちろん強
制されたのではない)
邪鬼様のカリスマ性のなせる技かもしれんが、伊達と桃とはちょっと違う。ど
ちらかと言うとアンドレとオスカル。または織田信長と森蘭丸を彷佛とさせる。
しかし、邪鬼様と影慶は幸せそうなので許す。

羅刹

男塾三号生の死天王の一人。一番おっさんくさく感じるが(;)死天王の中で
は一番派手ではないだろうか?ただのイメージなんですが、死天王で話し合い
をした時はこの人だけ違う意見だしそうな気がする。次男的ポジションにいそ
う。邪鬼様登場時の号令は自ら進んでやっているに違いない。
鋼鉄の指を武器としているせいか、この方の戦いを見ていると痛そうに感じて
しまう;拳じゃ駄目なんですかね?指じゃないと駄目なんですか?鋭く深いダ
メージを敵に与えられるって事かな?
八連制覇での伊達戦は私の中でベストに入る戦いだ。あそこまで伊達を追いつ
めたのは、桃以外では羅刹だけだと思う。Sな私としては、もうちょっといじ
めてくれてもよかった。戦いにおいて苦しむ伊達は希少価値。
山艶戦では片腕と引き換えに勝利を掴む。しかし、その後腕は元通りになって
いた。義手ですか?;それとも王大人に秘術で生やしてもらったのだろうか?
「暁」では伊達のクローンも登場していた事だし、ありえない話ではないよね
(「男塾」の中では;)
赤石先輩の血染めの布をいつまでも持っていたり、結構感激屋さんかもしれな
い。もしかしたらマニアックな性格をしていて、切手集めとかプラモ好きとか
だったら可愛いと思う。

センクウ
男塾三号生の死天王の一人。
死天王一の人情家。滅多に敵を殺さず、八連制覇では自分の命を賭けてまで富
樫を救っていた。そのわりに独眼鉄は容赦なく見殺しにしてたのは理解に苦し
む;(助けられるって分かってたかもしれないけど;)
リク家という流派の使い手。瑞々しい薔薇をいつも所持している事から、園芸
も出来るらしい。きっと手先が器用で繊細な心の持ち主なのだろう。武器も極
細ピアノ線の糸や殺人駒など、手先の器用さが要求される武器が多いもんね。
過去の八連制覇では独眼鉄といっしょに富樫の兄を殺した、ような事を言って
いたのだが、真相ははっきりしない。私の勝手な解釈だが、王大人の治療中に
富樫に兄さんは富樫の事が気になって脱走してしまったのではないだろうか?
治療を放っぽりだしたせいで亡くなってしまったのでは?
もしかしたら、繊細なセンクウちゃんは、その事を気に病んでいたのかもしれ
ない。それで富樫を助けたのかな〜金髪なところをみると、海外の血が混じっ
ているようだ。しかし、センクウってどうしてカタカナなんだろう?千空じゃ
ないよね?

卍丸
男塾三号生の死天王の一人。死天王の中では末っ子的ポジションにいるような
気がする。虎丸とじゃれ合ったり、Jの実力を素直に認めるなど、あんまり形
式とか面子にこだわらないような印象を受ける。結構自由な性格してるんじゃ
ないかな〜アウトローというか。
八連制覇でJと戦った後に煙草吸うところや、ジェミニ戦でマスクをはずした
姿は男前だと思った。魍魎拳という暗殺拳を体得しているらしいが、結構前向
きで暗殺には不向きな性格していると思う。
この流派の方は皆モヒカンなのだろうか?師匠も同じ髪型だったし。年とって
もあの髪型をするというのは結構勇気がいると思うし、不自然な気がするのだ
が、本当に暗殺拳か?あ、武器の隠し場所だからか。
わざと派手な格好して敵を油断させる意味があるとしたら、髪型さえも伝承す
る恐るべし魍魎拳。あなどれないわ!
怪我よりも髪型を気にするところは、彼なりのダンディズムだそうで。そんな
ところが伊達と気が合い「天より〜」では組んでたのかも。伊達組の暗殺を請
け負っていたとしたら、結構すごいぞ。
作者は絶対この方を気にいっている、と密かに確信している。


他のキャラはまた、おいおい書いていこうと思ってます;