虎落笛を書き終えて

虎落笛、終わりました〜はあ〜長かったですね、結構。でも時代劇書けたので楽しかったです。
これは、本当にテレビでやっているような時代劇書きたかったんです。水戸黄門のように、大きな流れの中に小さい事件がある、という感じで。しか〜し、やっぱ暗かったですかいね…私の書く親父受けの話しって大体こんなパターンなんでしょか?友人の指摘によると、私は今まで普通だったけど、男に惚れられて、初めて、といったパターンが好きみたいです。しかし暗い…
結末は友人に顰蹙かったやつではありませんが、これも十分顰蹙ものでしょうかな〜ははは……
けれどやはり勉強不足でしたね。もっと時代の事とか、剣の事とか勉強してから書くべきですね、本来なら……
はあ〜精進あるのみ、ってとこでしょうか〜しかし、毎回言ってますねこの台詞……
まあ。この際言い訳なしでお話させていただきますね〜
まずは福田さん〜 この方、人間だけど、人ではない感覚があるって感じで書かせていただきました。何かに存在を固定したくなかったので、始終あいまいな言い方で通させていただきました〜。なんというか、言葉にしてしまった途端色褪せるって感じありませんか?インディオでも、尊いものの名前はみだりに口にしてはいけないそうですし、私もそう思いますので、かなり存在不安定です。でも、それでいいかな〜て思います。だって彼、やっぱ存在不安定ですものね〜。人の力の前にはあっというまに消えちゃうという感じで表したかったのです… でも、考えたら苛つかされる人だったかも… はっきりしろよ!ってか(笑)
相葉君はかな〜り苦しんで頂きました〜 それも人でない人を愛した宿命ですので、諦めてくだされ〜。以前にも、書いたと思いますが、このお話の元は「グラン・ブルー」なので、その時点でハッピーエンドはありえなかったですね。どんな物語も人でない人はその世界にかえっていくのですよ… 羽衣然り、かぐや姫然り…たとえ、人間の世界にとどまったとしても、人間に圧殺されるような気がします。もし、人でない人を愛しちゃったら、自分が人を捨てるしかないと思うのです。愛する人を変えるのではなく、自分が変われよと…
相葉君はその為に脱皮が必要だったので、やっぱ苦しみは必要だったかな〜と(勝手に思っておりますです…)
さてさて、新左ェ門さん、この人ってやっぱ悪役になってしまうのでしょうか?でも、この人も結構可哀想…… さっき言ったみたいに人でない人を愛しちゃったもんね〜でも、この方の場合、完全に福田さんを変えようとしてましたな。人の典型的パターンの人。自分の気持ちしか考えてない。こういう人って多いですよね。自分の考えている事はきっと皆分っているだろうと思っている…… んな訳ないだろう、超能力者じゃないっつーの!言わなきゃ分かる訳ないだろう〜!最後の最後だけ人のこと考えたって遅いんだよ!
おまけに自分のプライドが邪魔して伝えられない。ジャニス・ジョプリンという歌手の歌にもありますが、「愛は生きているうちに」ですよ。出し惜しみして大切なもの無くして取りかえしきかないのだよ〜ん。取り返しがきかなくなっても認めないし……ばかだよね〜…… しかし、人ならこういう一面絶対ありますので、(私もある)書きやすかったです〜ははは……
一応、テーマとしては、自分と違う存在との共存。ってのを目指しておりました。
人と自然、人と動物、違う宗教の人、とか昨今、他者を認めない故の争いが多いように感じて…
そういうのって結構虚しいし、何も残らない気がするのですが……
テーマだけ空回りした感があるかもしれませんが、まあ、そこはお見逃しを…(なんて女……)
えらい長い話になってしまいましたが、全部読まれた方がいらっしゃいましたらすごいっす!ありがとうございますです〜!もう感謝感謝!やっぱ三角関係になるんですかね?この話って?
んが〜実は〜この話し、また書こうと思っております(いい加減にしろ)ははは…申し訳ありません……
実は書いてる間に思い付いてしまって……
この、登場人物をつかって現代ではどうなるかなって感じで書きたいと思っております。産まれ変わりではなく、あくまでパラレルって感じで。やっぱ好きなんですね〜このパターンの親父受け……
ハッピーエンドになるかはまだ、わかりませんが、一応能の世界にしようかな〜と。
あくまで予定ですので、いつ始まるか分かりません。その前に勉強だ!
では、読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。